2008年9月27日土曜日

特別講演

さて、今日は豊福明医科歯科大教授が三水会(歯医者の勉強グループ)特別講演のため来熊されます。今回の招聘は自分が責任者(言いだしっぺ)なので一寸大変でした。先生は原因不明の口の中の痛みや違和感の治療を専門的に研究され成果を挙げておられます。以前、他院で5年間様々な治療を受けても改善しなかった舌痛症の患者さんが当院に転院されたとき、治療を先生にお願いしたことがあります。(当時、先生は福岡大学の附属病院で研究、治療をされていました。)もちろん、患者さんは痛みから解放されました。そのとき以来、ぜひ講演を聴きたいと考えて実現しました。以前は原因不明の痛みは精神的問題だとされていました。そういう患者さんたちの苦しみが少しでも解決されること願っています。

2008年9月18日木曜日

温泉旅行

勉強会の1泊旅行の幹事をしなければなりません。30代から70代のオヤジばっかりなので大変です。いま、やる気がある旅館は基本的に女性をターゲットにしています。だから、「ご飯が美味しくて、趣のある露天風呂があり夜中にオヤジが集まってだらだら宴会ができる広さがある場所を持つ宿」をさがすので難しいです。ただ年配の先生から、外国にいくのが難しかった時代、最新の治療情報に飢えて様々な工夫をした話などを聞くのは楽しいです。歯科医が治療費を盆暮れに集金していた時代、保険で治療ができるのが当たり前になる前の時代を踏まえて自分たちがいることを再確認する珍しい機会でもあります。あと6ヶ月ありますから頑張って宿を探しましょうかね。今は逆に治療情報の洪水状態で、ある種の意図を持って流される(裏がある)治療情報もあるから、すぐに飛び付かないことも大事かもしれません。

2008年9月11日木曜日

よく分からない

先日、たけしの番組で顎関節症を取り上げていました。顎関節症に関してはまだ様々な意見があります。なかでも顎関節症は腰痛のように“完治”よりも“管理”した方が適切だという考え方です。殆どの顎関節症は歯を削ったり、特殊で高価な治療せずとも専門医の指導に従い理学療法で管理していくだけよいと言われています。ともあれ顎関節症を大げさに取り上げ視聴者を脅かすような演出を加える姿勢には激しく違和感を覚えます。そんなことしてまで無理やり番組を作る理由がよく分からないな。

2008年9月5日金曜日

歯医者と臭い

患者さんに不愉快な思いをさせないように昼飯はラーメンや餃子といったニンニク系は避ける歯医者さんは多いです。患者さんからの「手がタバコ臭い。」といったクレームで禁煙をしたりします。コーヒーも臭いがするからと診療が終わるまでは薄いお茶しか飲まない歯科医もいました。ところで日本人の10人に1人は腋臭症です。当然、腋臭症の歯科医もいます。学生の頃、臨床見学をしていると担当歯科医が腋臭でした。夏場でもあり誤魔化しようのない強烈な臭いがしてるんです。患者さんには悪いけど1歩半下がって逃げました。体質の問題で本人の過失ではないと分かっていても患者さんには辛かったことでしょう。臭いの問題はデリケートで注意しにくいことがあります。歯周病や虫歯でも口臭がすることがありますから気をつけたいものですね。ちなみに腋臭の歯医者さんはその後、治療を受けたらしく半年後に見学したときはもう臭いませんでした。